2008年11月11日
「ねじまき鳥クロニクル 第1部泥棒かささぎ編」村上春樹

「ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編」
村上春樹(新潮文庫)
30歳の<僕>は、妻と二人暮らしで失業中。いなくなった猫探しと家事で過ごす静かな日々。ある日、昔の知人の縁で間宮元中尉と出会う。
しばらく離れていた村上春樹作品をまた読むようになって、昔読んだ作品の再読をどんどん進めたいと思いつつもなかなか進まず。面白いのは、かつて読んだことのある作品でも、読むたびに新しい感動があること。そして必ず、以前に読んだときは本当に理解して味わっていたのかなぁと思ってしまうこと。もちろんその時々で感動したからこそ、ずっと村上作品が好きだったのですが。
この3部作も読んでからかなりの年月がたっています。多分出版された当時に読んだはず。断片的な部分はとても印象的に記憶に残っているのですが、全体のストーリーは忘れちゃっています。多分それは出版されたのにあわせて、3冊それぞれを時間を開けて読んでしまったせいもあるのかも。
この第1部では、何かが確実に動き始めているけれど、まだそれが何か分からず予感だけが静かに不吉に漂っている。
そしていつも村上作品を読むと思う、日常の家事を丁寧にする主人公の生活とその静かな空気感が好きです。
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